どんな治療法があるの?
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パニック障害とは、簡潔にいうと「発作」と「不安」からなる病気です。
この「発作」を起こさないようにし、「不安」を和らげていくことが治療となります。
治療には、「薬物療法」と「心理療法」の二つがあります。
薬物療法
薬物療法で使われる薬については、別ページで詳しく説明していますが、ここでは簡単にご紹介します。
パニック障害の薬物治療に関しては、現在も日々研究が進められており、アメリカで治療効果がみられた報告があった「SSRI(選択的セロトニン再とりこみ阻害薬)」と「SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再とりこみ阻害薬)」という二つの薬が日本でもよく使われています。
「SSRI」「SNRI」はこれまでの抗うつ薬よりも、副作用が少ないとされており、パニック障害の治療に非常に効果が高いといわれています。
SSRIの代表薬として「パキシル」という薬があります。
この薬がパニック障害によく処方されていて、効果をあげています。
(一部、副作用の現れる方もいらっしゃいますので、医師とよく相談してから投薬、断薬を決めてください。)
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副作用としては、
- 口が渇く
- 吐き気がする
- 排尿回数が増える
- 眠くなる
- ふらつき感がある
- 便秘になる
などがありますが、基本的には副作用が強くないのが特徴です。
副作用が全くないとはいえませんが、副作用を心配して投薬を避けるよりも、薬によって発作をおさえ、同時に「不安」を和らげていくというやり方の方が、パニック障害の治療には効果的といっていいでしょう。
心理療法
心理療法は心の中の過剰な不安をとりのぞき、不安に対して敏感になり過ぎないようにしていくことを目的として行います。
大きくわけて、以下の3つの療法にわけられるといっていいでしょう。
- リラクゼーション療法
- 行動認知療法
- 成功ケースに焦点をあてた療法
どの療法を採用するかは医師やカウンセラーによって異なります。
十分に医師とやカウンセラーと話をして決められるといいと思います。
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