パニック障害患者とアルコールについて
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不安を忘れるために、アルコールを摂取することは、パニック障害患者でなくともよくあることです。
実際にアルコールによって、しばらくの間は脳の感覚が鈍って不安は薄らぐでしょう。
ただしそれは一時的なもので、数時間後にはまた不安や憂鬱な気持ちが襲ってきます。
そこでまたアルコールを摂取するとなると、その繰り返しで徐々にアルコールの量も増えていき、アルコールなしでは居られないアルコール依存症になってしまいます。
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このような悪循環に陥ることにより、パニック障害とアルコール依存症を併発している方もいらっしゃいます。
アルコールの副作用として、発汗や不安といったパニック症がにも共通する症状もあるため、病気を悪化させることにつながります。
さらに副作用として体の震えなどもあり、パニック障害の症状なのか、アルコール依存症の翔儒なのか判断が難しいものもでてくるため、治療がうまく進まないこともあります。
パニック障害とアルコール依存症を併発している場合は、パニック障害が飲酒のきっかけになっているので、パニック障害を先に治すことが先決ですが、パニック障害の治療は数年間と長期にわたります。
その間アルコール依存症も進行してしまうので、パニック障害とアルコール依存症の治療を同時に進めることが重要でしょう。
また、アルコールはパニック障害の治療に使用されるSSRIの副作用を増幅するという報告もあがっていますので、薬の服用期間中は、アルコールの摂取は控えましょう。
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