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リラクゼーション療法Ⅰ

リラクゼーション療法とは?


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リラクゼーション療法のなかで、まず最初に行われることが多いのが、「自律訓練法」です。
自律訓練法はドイツの精神科医シュルツによって開発されたものです。
心身を効果的にリラックスさせる方法として、有益な方法です。

簡単にいうと、無理にリラックスさせようとするのではなく、リラックスしたときの身体の状態をイメージ・再現して、物理的に身体のリラックス状態をまず作り、それによって心理面への影響を期待するという療法です。

リラクゼーション療法は、他にもジェイコブソンという筋生理学者が作った「漸進的筋弛緩方法」や、「腹式呼吸法」「丹田呼吸法」などがあり、身体の緊張をやわらげる効果があります。

簡単なので【複式呼吸】をまずは実践してみましょう。

腹式呼吸の実践方法

複式呼吸は毎日続けることで、深いリラックス状態を得ることができます。
胸郭の上部で浅い呼吸をすると、交感神経が活発になります。また、人間の身体はストレスを受けることによって自動的に胸郭上部の呼吸に切り替わります。
この二つは連動していますので、こんな呼吸を続けていると過呼吸になってしまいます。
過呼吸を続けていると、充分な空気を取り込めないために、身体はさらに息をすることで埋め合わせようとします。
それがまた過呼吸につながっていくのです。


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複式呼吸は、気持ちを落ち着かせるほうの、副交感神経と強く結びついています。
また、腹式呼吸は肺の下部により多くの酸素を運んでくれます。酸素の量は薬25%増えますので、それにより身体的にも大きく感じ方に変化が現れます。
ストレスを受けたと感じたときは、いつでもこの呼吸法を行い、簡単にリラックスできます。

1.背筋を伸ばして椅子に座ります。

鼻からゆっくり深く息を吸い込み、そのまま4つ数えます。
息を吸い込むとお腹が少しでるはずです。(お腹の中で風船を膨らませているのをイメージしてください。)

2.唇をすぼめ、ゆっくりと口から息を吐きます。

息を吐き出すにつれて、太もも、ひざ、足首と徐々にゆったりした感じが伝わっていくのを感じて、それに集中してください。

これを何度か繰り返します。

いつでもできますので、少しでも緊張を感じたらこの息をしリラックスしましょう。


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