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自律神経を安定させる方法Ⅱ

胃腸の調子を整える


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パニック障害と胃腸の調子が関係しているとは、にわかに信じ難いかもしれませんが、胃腸も自律神経に支配されている点では重要な関係があります。
ストレスによって、超の自律神経がみだれ、「過敏性腸症候群」が引き起こされます。
この「過敏性腸症候群」と「パニック障害」は少なくない割合で併発していることが多いです。
パニック発作と同時に、腹痛や下痢など過敏性腸症候群の症状が現れることが少なくありません。

胃腸の自律神経は、食事によってコントロールすることができます。
超の自律神経を安定させることは、自律神経全体のバランスを整えることにつながるのです。

(1)便通を正常化させる

下痢や便秘がある人は、これらを正常化させる必要があります。
下痢を避ける方法として、まずは冷たいものをとることを避けることです。
夏場などは、つい冷たい飲み物ばかりを取りがちになりますが、下痢の症状が悪化する要因です。
また、香辛料や炭酸飲料、カフェインも腸への刺激がありますので、なるべくなら避けるといいでしょう。
その他、乳製品に対して過敏に反応する人もいますので、自分が下痢をしたときの直前に何を摂取したかは覚えておいて、避けるようにしましょう。

便秘については、食物繊維を多く含んだ食品をとることで改善できます。
また、食物繊維は便中の水分を調整する機能もあるので、積極的に摂りましょう。
食物繊維は水分を保持することができ、便の腸内を通過する時間を短縮することができるのです。
それにより便秘が改善することが期待されます。


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白米もできるだけ避けましょう。麦飯や玄米、雑穀米を積極的に摂りましょう。
さらには緑黄色野菜やわかめ・昆布などの海藻類を食物繊維を豊富に含む食品です。

(2)食事を規則的に摂る

自律神経は、一定のリズムを持って、交感神経と副交感神経が切り替わります。
自律神経を正常化させるには生活のリズムの規則性が重要になってきます。
リズムを整えることにより、交感神経と副交感神経の切り替わり画スムーズになり、さらに身体の各種機能の調整もうまくいくようになります。
朝食・昼食・夕食の時間を毎日一定の決まった時間にとるようにしましょう。
食べる量についてもなるべくは一定にして増減しないようにするとなお良いでしょう。

(3)食事内容を調整する

最も良くないことは、腸によいからといって、同じものばかりを食べてしまうことです。
バランスよくいろんなものを食べることが重要です。
食品添加物や残留農薬には注意して、白米や白砂糖など精製された白いものはなるべく避けましょう。
肉食は少なめにして、緑黄色野菜や海藻類は常時とるようにしましょう。
香辛料も腸への刺激が強いのであまり多く使わないように気をつけましょう。
サプリメントにたよるのではなく、それぞれの季節の果物や野菜を意識して取るようにするとよいです。


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